マレーシアでは宗教上の厳しいルールがありました。
今回は食文化についてまとめます。
食文化
マレー系のマレーシア人は、宗教(イスラム教)上、豚肉とお酒を食しません。
イスラム教では、 豚は不浄の生き物 とされているからです。
また、豚肉以外の肉(牛肉や鶏肉など)もイスラム教の教えに沿って処理されたものしか
食す事ができません。
日本からのお土産でも同様です。
(また、みりん(アルコールが含まれている)やシーズニング(豚の成分かもしれない)が
使用されているものも同様です。)
それを聞いて
お酒と豚肉は食べれないの?と思ってしまいますが
結論
そんな事はありません。
マレーシアのお国柄、多民族国家であるのでいろんな国の人が共存しています。
店の経営者がマレーシア人でなければ、お酒も、豚肉も食べれます。
(ただし、お酒やたばこなど嗜好品は日本より少し高いです。日本食も。)
どうやって食べ物を見分けているのか?
食文化でも書きましたが、豚肉はスーパーなどでは商品名で見分けはつきますが
スーパーなどで販売されているものの見分け方は
「ハラル」マークが付けられています。
左の写真(お菓子)の丸いマークがそれです。
このこのお菓子は私のおすすめです。
(別の記事で紹介します。)
水のペットボトルにもついてました。
加工品にはこのマークが付けられています。
レジもそのコーナーに基本設置されています。
食事の仕方
食事だけではないですが、できるだけ右手を使って食事をしましょう。左手は不浄のものとされており左手は基本使いません。
左利きの人はどうするのか?
左手で食べましょう。私も左利きですが左手で食べてます。
人により嫌な顔をされる時もありますが、何か言われる事はありません。
(急に右手で食べるにはなかなか難しいです。)
フォーク、ナイフや箸を使わない食べ物(サンドイッチやハンバーガーなど)は
極力右手を使うようにしてます。
ラマダンとハリラヤ
ラマダンとは約一か月間の断食です。そんな長期間生きていけない。と思いますが
断食するのは、日の出から日没の日中の間だけです。
地区により、開始と終了の時間が細かく決められております。
日没以降次の日の出まで飲食できます。
(イスラム教徒の人が対象で異教徒の人は強制されません。)
ハリラヤとは
ラマダン期間が終了すると「ハリラヤプアサ」と呼ばれる断食明けのお祝いの日になります。
たくさんの食事を作り会食会などが行われます。
なぜするの?
食べ物、飲み物のありがたみを再認識するための行事です。
まとめ
今回食文化について書いてきました。マレーシアのこられる時にちょっと違うんだと認識しているだけでも
ついた時に気が楽ではないでしょうか?
私が駐在するにあたり、気になっていた事を今後アップしていきます。